主賓の円卓を囲んだのは、錚々たる顔ぶれだった。まず皇太子さまと雅子さま。その隣に秋篠宮さまと紀子さまが座られ、続いて安倍晋三首相と昭恵夫人。とはいえ、堅苦しい場ではなく、フレンチのフルコースとワインを楽しみながら、和やかな談笑の時間が流れる。
雅子さまの後ろの円卓には黒田清子さん(紀宮さま)ご夫妻と並んで、淡いエメラルドグリーンのドレスに身を包んだ眞子さまの姿──。
10月30日18時過ぎ、ホテルニューオータニのメイン宴会場「パラッツォ オータニ」で、守谷慧さん(32才)と高円宮家の三女・絢子さん(28才)との結婚を披露する晩餐会が開かれた。
食前酒は、オリジナルのシャンパンカクテル「船出」と、ノンアルコール「大海原」の2種類。日本郵船に勤務する新郎にピッタリのネーミングで、ふたりの門出が祝われた。
「卓上花は、絢子内親王のお印だった『葛』と、大好きな『向日葵』をアレンジしたもので、絢子さんと母の高円宮久子さまが午前中から準備されたものだそうです」(皇室ジャーナリスト)
その日、絢子さんのハート形のブーケには、デンファレが多くあしらわれた。デンファレの花言葉は「お似合いのふたり」。手がけたのは、華道家の假屋崎省吾氏だという。
「私のビオラを少し大きくしたようなチェロを、巧みに弾いておられた姿を思い出します」
「私の娘の愛子が沼津での遊泳に参加した時も(絢子さんが)助手として来られており、愛子の学年の生徒たちから人気者であったと聞いております」
皇太子さまのそんな乾杯の挨拶も、その晩餐会をよりアットホームなものにしていた。
◆懐かしい同窓生たちと気さくにおしゃべり
テレビカメラが会場から外に出ると、母の久子さまや姉で長女の承子さまなど、両家の親族が各テーブルに挨拶に回ったという。
「安倍首相夫人の昭恵さんは、配られたワインリストから一通り楽しむと、日本酒に切り替えていたそうです。皇太子さまも日本酒をよくたしなまれると聞きますが、皇太子ご夫妻も昭恵さんの酒豪ぶりに驚かれたのではないでしょうか」(出席者の1人)
※女性セブン2018年11月22日号