バラエティー番組での大女優とは思えない体を張った活躍で視聴者を驚かせた木村佳乃(42才)が、11月10日スタートの新ドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系・23時15分~)で、夫に裏切られる“サレ妻”に挑む。女性から圧倒的な支持を得る人気女優の覚悟と本音を聞いた。
夫の不倫、離婚、借金返済──どん底に落ちながらも、大胆な手段でのし上がっていく主人公・通子を演じる木村佳乃は、「“泥棒猫!”というせりふを、人生で初めて言いました」と、劇中の“サレ妻”とは無縁の朗らかな笑顔で語る。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などのバラエティー番組で芸人顔負けの活躍を披露し、新たな一面を見せた木村だが、ドラマ『あなたには渡さない』では女優として新境地を拓く。
「大人が楽しめる本格的な愛憎劇。専業主婦だった通子が夫の裏切りを経て、逞しい料亭の女将へと変貌していく姿を見ていただきたいですね」(木村・以下同)
夫の不倫相手・多衣を演じる水野美紀(44才)とは一触即発のシーンが続くが、撮影の合間には“ママトーク”に花を咲かせているという。
「水野さんのお子さんがまだ1才なので、お話を聞いていると、うちの娘たちが小さかった頃を思い出して…」
そう言って、7才と5才の娘を持つ母の顔をのぞかせた。
「仕事と子育てのバランスは、働くお母さんにとって永遠のテーマ。どちらも引き受けたからには責任を果たすべきですが、偏りすぎもよくないし、バランスの緩急を意識しています」
働く母として、スイッチを鮮やかに使い分ける木村からは、“誰にも渡さない”強い信念が伝わってきた。
※女性セブン2018年11月22日号