10月30日18時過ぎ、ホテルニューオータニのメイン宴会場「パラッツォ オータニ」で、守谷慧さん(32才)と高円宮家の三女・絢子さん(28才)との結婚を披露する晩餐会が開かれた。
主賓の円卓を囲むのは、皇太子さまと雅子さま、その隣に秋篠宮さまと紀子さまが座られ、続いて安倍晋三首相と昭恵夫人。雅子さまの後ろの円卓には黒田清子さん(紀宮さま)ご夫妻と並んで、眞子さまの姿──。
終始、和やかなムードで進んだ晩餐会だが、本来ならば“別の結婚”が祝われた後に開かれるはずだった。
「絢子さんが守谷さんとおつきあいを始めたのは昨年末のことで、プロポーズは今年1月でした。一方、眞子さまは昨年9月の時点で婚約が内定し、この11月4日には結婚される予定でした。ですから、高円宮家としては“眞子さまの慶事が終わられてから、絢子さんの順番”というお考えがあったそうです。ところが、眞子さまの結婚が2020年以降に延期されたので、絢子さんの結婚が先になるという“順序の逆転”が起きたそうです」(皇室記者)
期せずして、皇室に属したまま絢子さんの結婚を見守ることになった眞子さま。一般の人の場合でも、未婚の適齢期の女性にとってみれば、年の近い親族や友人の結婚を見送るのには複雑な感情があるとよくいわれる。ただ、その日の眞子さまの笑顔は、そんな気持ちを微塵も感じさせないものだった。
会場のホテルに眞子さまが到着したのは、18時少し前。ロングドレス姿の眞子さまに、玄関付近にいた一般客から「眞子さま!」と声をかけられると、笑顔で手を振って応えられてから1人で宴会場へ入られた。少し間をおいて秋篠宮さまが入られ、紀子さまとも別々だった。
「ご一家で出席でしたが、一緒におられず、なんとなく距離があるように感じました。最近は、親子でご一緒の公務も減っていますし、結婚を巡ってすきま風が吹いているのでしょう」(前出・皇室記者)
晩餐会中は、隣の黒田清子さんと親しげに会話をする場面が多く見られたという。眞子さまにとって、新婦の絢子さんは学習院初等科から女子高等科まで、ずっと1学年上の同窓の先輩。同じスキー部に所属していて、一緒に合宿にも出かけられた仲だ。それだけに、晩餐会には眞子さまにとっても懐かしい同窓生も出席していた。
「眞子さまは同窓生たちとも気さくにおしゃべりをし、旧交を温められていました。同窓生はもちろん結婚延期のことを知っていて、“気を使わなければならないのでは”と思っていたようですが、眞子さまが絢子さんのことを自分のことのように喜んでいたのを見て、安心したそうです。もちろん、小室さんの話題は一切、出なかったといいます」(宮内庁関係者)