芸能

親友同士だった満島ひかりと安藤サクラが絶縁状態になるまで

朝ドラ撮影とママ業を平行する多忙な安藤サクラ

 降りしきる雨の中、うつむいて歩く彼女の顔は暗かった。11月上旬、女優・満島ひかり(32才)はボタンを上まできっちり留めた大きなコートに、ワイドパンツをはき、足元は革靴といういで立ちで商店街を歩いていた。めがねやマスクなどの変装をせずとも彼女に気づく人はいない。

 今年3月、突然所属事務所から独立して以来、彼女の姿を見る回数は極端に減った。それと同時に、彼女は芸能界で最も信頼した親友も失っていた──。

 10月のスタートから6週連続で視聴率20%の大台をキープし、好調が続くNHK朝ドラ『まんぷく』。初のママさんヒロインとして注目された主演の安藤サクラ(32才)の評判も上々で、彼女の代表作となりそうだ。

 多くの視聴者が「朝から元気になる」と『まんぷく』を楽しむなか、ただ1人、安藤に複雑な思いを抱く女性がいる。満島だ。

「2人は同い年で、今年3月まで所属事務所も同じでした。もともとすごく仲がよく、お互いが“家族のような存在”と認め、満島さんはインタビューで“サクラと出会えたことが人生最高のハプニング”と語っていたほど。ところが最近はまったく連絡を取らず、口もきかない絶縁状態だそうです」(芸能関係者)

 2人が初共演したのは2009年公開の映画『愛のむきだし』。2人の出世作と言っていい作品だ。満島は報知映画賞、ヨコハマ映画祭など新人賞を総ナメ。安藤もCNNの「まだ世界的に名前は売れていないが演技力のある日本の俳優7人」に選出された。同年、満島は芸能事務所「ユマニテ」に所属する。

「門脇麦さん(26才)や東出昌大さん(30才)ら演技派俳優が多く、少数精鋭で、丁寧な演技指導が有名です。満島さんはしだいに事務所の看板女優になり、事務所も彼女を信頼していた。満島さんはよく他事務所の女優さんをスタッフに紹介していたそうです。共演を機にプライベートで会うほど仲よくなったサクラさんも誘われたそうで、2011年にユマニテに移籍しました」(前出・芸能関係者)

 女優として確かな一歩を踏み出した2人が共通の目標としたのが「朝ドラ」だった。

「満島さんは朝ドラの主演に強い憧れがあり、何度もオーディションを受けていました。毎年応募し続けてましたがいつも不合格で、ようやく最終オーディションに残ったのが2008年の『瞳』でした。しかし、最後は榮倉奈々さん(30才)が選ばれ、満島さんは彼女の友人役に。それでも満島さんはあきらめず、また2011年の『おひさま』で最終に残りましたが、ここでも最後に選ばれたのは井上真央さん(31才)で満島さんは落ちてしまった。あと一歩というところでいつも主役を逃してきた満島さんにとって朝ドラの主演は悲願でした」(満島の知人)

 安藤も朝ドラ主演を熱望。志を同じくする2人は『おひさま』で共演し、さらにその仲を深めた。

関連記事

トピックス

広末涼子(時事通信フォト)
【自称・広末涼子容疑者が逮捕】「とってもとっても大スキよ…」台湾フェスで歌声披露して喝采浴びたばかりなのに… 看護師女性に蹴り、傷害容疑
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
麻布台ヒルズの個展には大勢の人が詰めかけている
世界的現代美術家・松山智一氏が問いかける“社会通念上の価値の正体” 『うまい棒 げんだいびじゅつ味』で表現したかったこと
週刊ポスト
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
工藤遥加(左)の初優勝を支えた父・公康氏(時事通信フォト)
女子ゴルフ・工藤遥加、15年目の初優勝を支えた父子鷹 「勝ち方を教えてほしい」と父・工藤公康に頭を下げて、指導を受けたことも
週刊ポスト
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン