1983~1991年に放送され(全404回)、女子大生ブームの牽引役となった伝説の番組が『オールナイトフジ』(フジテレビ系)である。
「オールナイターズ」と呼ばれた現役女子大生たちが番組の主役。秋本奈緒美や鳥越マリ、片岡鶴太郎や、デビューしたばかりのとんねるずといったタレント陣がフォローはするものの、女子大生たちの素人感丸出しのたどたどしい進行が新鮮で番組の売りとなる。結果、同年代の男子学生らを中心に大人気となり、週末の夜の名物番組に成長。深夜帯にして、最高視聴率は異例の7.2%(1989年3月25日)を記録するほどだった。
1984年には、出演者の中でも人気だった山崎美貴・松尾羽純・深谷智子による「おかわりシスターズ」が誕生。2月に『恋をアンコール』で歌手デビューを果たす。5月には片岡聖子・井上明子の「おあずけシスターズ」も『東京カンカン娘’84』でデビューするなど、アイドル顔負けの活躍を見せた。
今回はその「オールナイターズ」から山崎美貴、片岡聖子、立見里歌の3名が集結。当時の思い出を1時間にわたって語り合った。
山崎美貴:番組が始まったのが1983年4月だから……もう35年も経つんだ!
片岡聖子:私は11月から番組に参加したのですが、美貴ちゃんたちの「おかわりシスターズ」が大人気で、番組の視聴率も最高潮。入ったばかりの私が、まさか「おかわり~」に続く「おあずけシスターズ」でいきなりデビューなんて本当に夢のようだった!
立見里歌:私は「おニャン子クラブ」の人と思われていますが、実は1984年11月から翌3月のオールナイターズの解散まで在籍しているんです。
山崎:知ってるよ、東海大学の後輩が入ってきたなあって。
立見:さすが山崎先輩。キャンパスでも目立っていらしたし。
山崎:そんなことないよ、知らない学生からコーラ浴びせられたりしたよ(笑い)。