ディナーはひとりで食べるのが好き。マスクや帽子で変装せずに、ひとりでお買い物もエステもジムも美術館にもお出かけ。40代目前で、長年つきあってきたカレと別れて、ドラマ『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』(2016年、TBS系)に主演し、“ひとりでなんでもやっちゃう女”の代表格だった中谷美紀(42才)。そんな彼女が選んだ相手は、ドイツ人音楽家だった。
11月27日、中谷がビオラ奏者のティロ・フェヒナー氏(50才)と国際結婚していたことが報じられた。
フェヒナー氏はベルリンの音楽一家のもとで育ち、ベルリン芸術大学や米ニューヨークの名門ジュリアード音楽院などで学んだ。現在は、世界的オーケストラ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」に所属。楽団の精鋭らで結成されたアンサンブル「ザ・フィルハーモニクス」でも活躍する超エリートだ。
「フェヒナー氏が2016年10月、小澤征爾氏が指揮するウィーン・フィルのコンサートで来日した際、中谷と知り合ったそうです」(芸能関係者)
ふたりは一瞬で恋に落ちた。
翌11月中旬、小雨降る深夜の東京・西麻布のネオンの下で、肩を寄せ合って密着デートをするふたりの姿を、女性セブンは目撃していた。
傘を持たないふたりは11月の冷たい雨の中でお互いを温めるように、ニット帽を被った背の高いフェヒナー氏が中谷の肩を抱き寄せ、中谷はカレの腰をギュッと抱く。赤信号を待つ間に見つめ合うふたりの様子は、まるで映画のワンシーンのようだった。
耳元で囁き合う会話は、すべて英語だ。中谷が英語やフランス語、イタリア語などを流暢に操るのはよく知られていて、言語は“恋の障壁”にはならなかったようだ。
ふたりはその夜、20分ほど真夜中の散歩を楽しみ、フェヒナー氏も慣れた様子で、中谷の暮らすマンションへと姿を消した──。
「昨年秋頃からは、ドラマや映画など女優の仕事はセーブし、フェヒナー氏が暮らすオーストリア・ザルツブルクで一緒に家を借りたそうです。中谷は仕事があれば東京に帰ってくる生活を送っていました」(前出・芸能関係者)
3年前まで、15年間交際していた渡部篤郎(50才)とはずっと同棲生活を送っていた。渡部の前妻との子が成人したのを機に、中谷は結婚を強く意識したというが、渡部はそれに応じなかった。
来年には主演ドラマもスタートする。オーストリアと日本。キャリアと自信を積み重ねてきた末の42才の結婚では、それぐらいの距離がちょうどいいのかもしれない。
※女性セブン2018年12月13日号