放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は元・貴乃花親方と河野景子さんの離婚について。
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連日のようにスポーツ紙やワイドショーが報じている元・貴乃花親方と河野景子さんの離婚。
「していた」ことがわかったのは、息子で靴職人兼タレントの花田優一氏の“離婚”を追いかけていた某誌が取材先で“棚ボタ式”でつかんだ話がきっかけだったと聞いた。
『news zero』での速報から、どういうわけか日本テレビがリード。元・貴乃花親方は、翌朝、『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演し、「円満で離婚する人はいない」と胸中を告白した。スポーツ紙では、もっとも親方に近いスポニチが(本人に聞いているからか)、かなりハッキリと理由を書いていた。息子の将来について夫婦で考え方が異なったことも大きな理由だったようだ。
そんな折、及川光博と檀れいの離婚のニュースが飛び込んできた。が、この二人については、そう引っ張れるものでもなく、こちらは「円満離婚」を強調。ワイドショーで2日、3日と報じるほどのネタも理由もありはしないようである。
だが、やっぱり、旧・二子山ファミリーはネタの宝庫。「今は何も話せない」と多くの取材にノーコメントを貫いている“おにいちゃん”こと花田虎上氏や、母の藤田紀子さんが話し始めたら、さらに引っ張られることになると思う。
なんでも、紀子さんは、自身の所属事務所の記念パーティーに30日、出席するもよう。そこで何かしらの対応するようだ。
また、このタイミングで、件の優一氏がイベントに出てきた。冒頭に記したように、自身も大ネタを抱えてしまっているので、口は重かった。
そんななか、自宅の直撃に「コメントをしますので」と答えていた景子さんがマスコミ宛てにファクスを送ってきた。「このたびはお騒がせしております」から始まり、「相撲道に全身全霊注いできた貴乃花を間近で見てきた23年間、たくさんの学びがあり、多くの出会い、そして喜びもありました」と夫に敬意を払い、「二人三脚で乗り越えてきた自負もあります」と、景子さんらしい一文もあった。
さらに「これまで支えてくださいました多くの方々に心より御礼申し上げます。今後とも私たち2人を温かく見守って頂けましたら幸いでございます」…最後は、御近所に配慮し、取材を控えるよう、マスコミに促した。短いながらもパーフェクトな文面だった。
だが、そのファクスが配られたテレビ局内で、複数の人が指摘していたのが「文末の河野景子の文字がいちばん大きい」ということだった。自分の姓はもう「河野」なのだという、これまた景子さんらしいアピールに見えた。