「そういう話があるのは知っていますが、『鉄道ファンだから鉄道マンになれない』ということはありませんので、好きな人にはぜひチャレンジして欲しいですね。むしろ『鉄道が好き』という人と一緒に働きたいと思います。
東急は、例えばホームドアの設置にはかなり積極的に取り組んでいますし、安全に関わる技術も日々、進化させています。もちろん設備や技術も大事ですが、それを支えるのは『人』です。安全を守るためにもお客様に快適に乗車していただくためにも、鉄道が好きだからこそ出てくるアイデアがあるし、生まれる人脈もある。そのために、鉄道はもちろん、いろんな分野に視野を広げてもらいたいですね」
趣味として、鉄道写真・模型・乗り歩きなどを楽しみつつ、仕事では駅員、車掌、運転士、助役、駅長、そして司令長を経験した小川さんのことを、奥さんは「好きなことでお給料がもらえて、本当に幸せよね」と言っているそうだ。