漫才師日本一を決定する年末の風物詩、『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)が2日に放映され、「霜降り明星」が14代目王者となった。関西ではすでに若手のホープとして露出を高めていた彼らだが、今回の優勝で一気に知名度を上げたことで、今後は全国区での大きなブレイクが期待されている。
今回のM-1をきっかけに名を上げることとなったのは、王者・霜降り明星だけではないだろう。惜しくも決勝進出は逃したものの、今大会を盛り上げ、大きくかき回した影の功労者は誰か?
テレビ局でディレクターをしている女性Aさん(27歳)は、こう振り返る。
「残念ながら敗者復活戦まで残りませんでしたが、『天竺鼠』はステージに上がっただけでワクワク感があり、会場がドッと沸く。大きく盛り上げてくれたと思います。また、制作者目線でいえば、キャラクター的に番組に使うとおもしろいだろうと感じたのは『金属バット』『ニッポンの社長』『たくろう』です。
ただ、M-1という大会の性質を踏まえて、今回評価と期待が高まったのは『からし蓮根』『インディアンス』『東京ホテイソン』。話術とストーリー性で幅広い層に笑いを届けることができるコンビは、適材適所の仕事ができるということなので、仕事も増える気がします」(Aさん)
一方、お笑い好きの間で評価を高めたというのは「金属バット」だ。自称お笑いウォッチャーでライターの男性Bさん(30歳)はこう語る。