11月30日に53才の誕生日を迎えた秋篠宮さまが、先立って「いい夫婦」の日である11月22日に記者会見に臨まれた。
そこで秋篠宮さまは、長女・眞子さま(27才)とその婚約内定者である小室圭さん(27才)の結婚問題についてお話になられた。昨年12月、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが報じられたことなどもあり、眞子さまと小室さんの結婚は「延期」となっている。
秋篠宮ご夫妻だけでなく、皇室関係者が想定する、結婚問題の落としどころはどこにあるのか。
「秋篠宮さまは結婚について、本人の意思を無視し、親の判断を押しつけるものではないといったことを、憲法の“婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する”という一節を引きながら、周囲に話されてきました」(宮内庁関係者)
その背景には、ご自身の経験が反映されているようだ。
「そもそも、秋篠宮ご夫妻は、自由恋愛による結婚をご両親に認めてもらっています。そのふたりに育てられた眞子さまが、“自由恋愛がいい”という考えをお持ちになるのは自然なことで、それをご夫妻には否定できません。またご夫妻は、強権的に破談に持ち込むことで、“眞子さまがかわいそう”という反応が世間で起こることも心配されているそうです」(前出・宮内庁関係者)
さらに、皇室関係者が恐れているのは、一方的に破談に持ち込むことで、小室家側がそれまでの経緯をつまびらかにしてしまうことだろう。実際に、英王室は「暴露本」に悩まされた。
「ヘンリー王子夫人のメーガン妃の異母姉が、ふたりの結婚に先立ち、暴露本を出版したことがありました。大変な物議を醸したその事態は、日本の皇室にとっても絶対に避けなくてはならないことでしょう」(別の宮内庁関係者)
すると、残る道はただ1つ…小室家側が納得の上、「結婚辞退」を決めることだ。会見での秋篠宮さまの発言は、その決断を促すための最後通告だったとも受け取れる。皇室ジャーナリストはこう語る。
「婚約内定者であることを最大限に利用してきた小室さんは、秋篠宮さまの“眞子との結婚辞退を”という切実な辞退勧告にも完全に無視を決め込んでいるようです。トラブルが噴出して憔悴するようなタイプなら、とっくに解決しているはずです。VIP待遇での米留学を続け、弁護士資格を取るという目的を果たすまでは、“日本のロイヤルの婚約内定者”の立場を手放すはずがありません。
実際に、秋篠宮さまの会見の直後から、小室さんの知人という米国在住の弁護士がテレビのインタビューに対し、“小室さんは眞子さまと結婚するために弁護士になろうとしているし、頑張って勉強している”と話しています。それは、それまで沈黙を守っていた小室さんの意をくんだメッセージでしょう。つまり、小室さんは“あくまで婚約内定者のままでい続ける”という立場を表明したということです」