スポーツ

FAの人的補償、2005年を転機に急増し始めたワケ

西武入団会見で渡辺久信SD(右)と握手する内海哲也(写真:時事通信フォト)

 まさかの生え抜き放出となってしまった──。2000年代後半から2010年代前半にかけて、原辰徳監督の元で6度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献。最多勝2回、奪三振王1回を獲得し、長年巨人を支えてきた内海哲也が、FA加入の炭谷銀仁朗の人的補償として西武に移籍する。今年4年ぶりの完封を挙げて来季の完全復活が期待され、若手からも慕われていたベテラン内海の移籍は衝撃的だった。野球担当記者が話す。

「最初から内海を放出する形になっても炭谷を獲りたいという戦略だったのであれば、問題はない。しかし、今の巨人には安定感のある左の先発が不足している。メルセデスや今村信貴は後半戦活躍したが、来年成績を残せるとは限らない。田口麗斗が復活する保証もない。実績のある内海は残しておきたい戦力だったはず。

 来季の巨人は阿部慎之助が捕手に復帰。レギュラーの小林誠司、1年目の今年非凡な打撃を見せた大城卓三がいる中で、敢えて炭谷を獲る理由は当初から疑問視する向きもあった。FAを抜きにした場合、巨人は炭谷と内海のトレードを西武に申し込んだかと言えば、疑問でしょう」(以下同)

 いずれにせよ、内海は来季、新天地・西武での再スタートとなる。

 1993年オフに施行されたFA制度だが、当初は人的補償による移籍はほとんどなく、2004年まではわずか3例だった。それが2005年以降は今回の内海を含めて22例に上る。なぜ、急に活発化するようになったのだろうか。

関連記事

トピックス

折田楓氏(本人のinstagramより)
《バーキン、ヴィトンのバッグで話題》PR会社社長・折田楓氏(32)の「愛用のセットアップが品切れ」にメーカーが答えた「意外な回答」
NEWSポストセブン
東北楽天イーグルスを退団することを電撃発表し
《楽天退団・田中将大の移籍先を握る》沈黙の年上妻・里田まいの本心「数年前から東京に拠点」自身のブランドも立ち上げ
NEWSポストセブン
妻ではない女性とデートが目撃された岸部一徳
《ショートカット美女とお泊まり》岸部一徳「妻ではない女性」との関係を直撃 語っていた“達観した人生観”「年取れば男も女も皆同じ顔になる」
NEWSポストセブン
草なぎが主人公を演じる舞台『ヴェニスの商人』
《スクープ》草なぎ剛が認めた「19才のイケメン俳優」が電撃メンバー入り「CULENのNAKAMAの1人として参加」
女性セブン
再ブレイクを目指すいしだ壱成
《いしだ壱成・独占インタビュー》ダウンタウン・松本人志の“言葉”に涙を流して決意した「役者」での再起
NEWSポストセブン
ラフな格好の窪田正孝と水川あさみ(2024年11月中旬)
【紙袋を代わりに】水川あさみと窪田正孝 「結婚5年」でも「一緒に映画鑑賞」の心地いい距離感
NEWSポストセブン
名バイプレイヤーとして知られる岸部一徳(時事通信フォト)
《マンションの一室に消えて…》俳優・岸部一徳(77) 妻ではないショートカット女性と“腕組みワインデート”年下妻とは「10年以上の別居生活」
NEWSポストセブン
来春の進路に注目(写真/共同通信社)
悠仁さまの“東大進学”に反対する7000人超の署名を東大総長が“受け取り拒否” 東大は「署名運動について、承知しておりません」とコメント
週刊ポスト
司忍組長も傘下組織組員の「オレオレ詐欺」による使用者責任で訴訟を起こされている(時事通信フォト)
【山口組分裂抗争】神戸山口組・井上邦雄組長の「ボディガード」が電撃引退していた これで初期メンバー13人→3人へ
NEWSポストセブン
『岡田ゆい』名義で活動し脱税していた長嶋未久氏(Instagramより)
《あられもない姿で2億円荒稼ぎ》脱税で刑事告発された40歳女性コスプレイヤーは“過激配信のパイオニア” 大人向けグッズも使って連日配信
NEWSポストセブン
俳優の竹内涼真(左)の妹でタレントのたけうちほのか(右、どちらもHPより)
《竹内涼真の妹》たけうちほのか、バツイチ人気芸人との交際で激減していた「バラエティー出演」“彼氏トークNG”になった切実な理由
NEWSポストセブン
ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)
愛子さまの新側近は外務省から出向した「国連とのパイプ役」 国連が皇室典範改正を勧告したタイミングで起用、不安解消のサポート役への期待
女性セブン