1980年にデビューし、多くのファンを魅了した河合奈保子。そんな河合奈保子を特集した『別冊近代映画』が電子書籍として丸ごと復活することになった。永田町のアイドル通として有名な石破茂・元防衛相は、今回の「再会」に感動したという。
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この別冊が出た1982年は、私が25歳の頃。彼女は当時19歳だから、「こんな妹がいたらいいんだろうな」と思える存在でした。ビキニの写真を見ると、肉感的なんだけど、不思議と色気を感じさせない。裏表がなく性格がよさそうな、独特の存在感を持つアイドルでしたね。
そして、とにかく歌が上手。彼女の3大名曲といえば、『エスカレーション』(1983年)、『ハーフムーン・セレナーデ』(1986年)、『愛をください』(1982年)ですね。『愛をください』は彼女が選ぶベストテンに入っているんですね。もちろん、どの曲も歌えますよ(笑い)。
29歳で国会議員になりましたが、20代後半のしんどい時に励ましてくれたのが、河合奈保子さんの歌でした。地元・鳥取で挨拶廻りをする車の中で運転しながらよく聴いていましたよ。