しっとりジューシーに仕上げるのが塊肉料理のポイント! 実は、すぐに火が通ってしまう薄切り肉より、塊肉の方が実は失敗知らずで旨いんです。
豚肩ロースは赤身の中に脂身が適度に入っているので、しっかり熱を入れてもパサつきにくく、旨みも逃げにくい。
ボリューム満点のレシピと親しみやすいキャラクターが人気、著書に『スタミナおかず』(主婦の友社刊)などがある料理研究家のMakoさんが、ローストポークのレシピについて教えてくれた。
◆材料
豚肩ロース:500g
ステーキシーズニング:大さじ3程度
オリーブオイル:大さじ2
【A】フライドポテト・粒マスタード:各適量
ローズマリー:1枝
◆作り方
【1】豚肉は1時間ほど室温に置き、中まで常温に戻したら表面にシーズニングをすり込む。
【2】フッ素樹脂加工の鍋にオリーブオイルを熱し、【1】を入れてふたをして、表面に焼き色が付くまで中火弱で焼く。
【3】【2】の豚肉が熱いうちに、二重にしたペーパータオルで全面を包む。その上からさらに二重にアルミホイルで包み、人肌になるまで冷ます。
【4】【3】を切り分けて器に盛り、【A】を添える。
◆ポイントA:下味をつける
粒状の調味料は、焼いている間に落ちやすい。押し込むようにすり込むと、味も馴染みやすくなる。
◆ポイントB:ふたをしながら蒸し焼きに
一面5分程度ずつ焼く。返す時だけふたをずらすことで、鍋の中の温度を高く保てる。肉の中心まで熱がまわり、水分もキープ。
◆ポイントC:余熱で中まで火を通す
ペーパーとアルミホイルを重ねて包み、保温。余熱で中まで火が通り、肉汁も安定する。
◆アレンジメニュー
【バゲットサンド】
インパクトが強いスパイス風味の肉は、ハードなバゲットと好相性。にんじんのラペなど、酸味のある野菜と組み合わせるとさっぱり食べられる。
※女性セブン2019年1月3・10日号