昨年、16年ぶりに男子マラソンの日本新記録を出した設楽悠太(27)と、その半年後に記録をさらに更新した大迫傑(27)の2人は同学年だが、マラソンでの直接対決はまだない。
2人は3月の東京マラソンへの参戦意思を示し、9月には東京五輪の代表3枠のうち2枠を決めるMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)が控える。
「2つのレースは全く違う展開になるはず」とするのはスポーツライターの酒井政人氏だ。
「東京マラソンは例年、速いペースとなる一方、MGCは9月で気温も高く、スローペースでしょう。MGCの見どころは2人がどこでギアを切り替えるか。スパートが武器の設楽君が先に仕掛けると予想され、大迫君がどう反応するか見物です。ただ、“2位に入ればいいレース”なので、集団から抜けたら後は2人とも無理はしないのでは」
そうなるとガチンコ対決は東京マラソンだ。