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今年のエンタメは熱い、新海監督新作やアートにテーマパーク

2019年、特に注目されているアニメ映画『天気の子』(C)2019「天気の子」製作委員会

 1月6日スタートのNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は33年ぶりに現代が舞台。エンタメ界も今年は“異色”の年になりそうだ。3月には『ドリカム』がデビュー30周年、11月には『嵐』が20周年を迎える。『サザエさん』放映50周年の年でもある。

 いちばんの注目は「かつてないほどのラインナップ」といわれる2019年の映画界だ。特に注目はアニメ映画。

「日本映画歴代1位の興行収入になるかも…」と期待されているのが、7月公開予定の『天気の子』。250億円という歴代2位の興行収入を叩き出した『君の名は。』(2016年)の新海誠監督が3年ぶりに手がける新作で、祈ると天気をよくすることができる少女と男子高校生の恋物語が描かれる。醍醐虎汰朗(18才)、森七菜(17才)という初々しい若手俳優が声優を務めることでも注目される。映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さんが話す。

「音楽にこだわる監督なので、前作でRADWIMPSが歌った主題歌『前前前世』のようなメガヒットが生まれるかもしれません」

 邦画では他に、手塚治虫原作で稲垣吾郎(45才)が主演する『ばるぼら』にも注目だ。

「日独英の共同制作で、主人公の小説家を翻弄する魔性の女を二階堂ふみ(24才)が演じます。手塚治虫さんの長男・手塚眞さんが監督を務めることも興味深い」(宇野さん)

 12月には後藤久美子(44才)が23年ぶりに女優復帰する50作目の『男はつらいよ』も公開予定だ。

◆洋画、アート、テーマパークはどうなる?

 洋画はディズニーの大作が席巻する。

「3月公開の実写版『ダンボ』、4月に公開される『アベンジャーズ』最終作、年末公開予定の『アナと雪の女王2』も期待が大きい」(前出・宇野さん)

 7月には9年ぶりの新作『トイ・ストーリー4』も、新キャラクターが複数登場するようだ。5月公開、米国製作の『名探偵ピカチュウ』も押さえておきたい。『スター・ウォーズ/エピソード9』も12月公開。レイを主人公とする続編の完結編となる。

 アート界もアツい。まずは8月から開催される16~17世紀イタリアを代表する画家カラヴァッジョの展覧会『カラヴァッジョ展』。北海道を皮切りに名古屋、大阪を巡回する。

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