放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はZOZO前澤友作社長と交際中の剛力彩芽について。
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新年になり、新CMがお披露目されたり、新キャラクターの加入や、交代が相次いでいる。
2012年の元日から剛力彩芽が務め、作品内のダンスが毎回注目されてきた『山崎製パン』の『ランチパック』のCMキャラクターに山崎賢人が登場。“山崎”つながりということなのだろうか。
『山本海苔店』の山本陽子の昔から、クライアント名と芸名が一致しているCMというのは少なからず存在しているので、山崎賢人サイドも、すんなり受け入れることができたのではないか。
しかも彼の代表作となった『陸王』(TBS系)でのイメージは、『ランチパック』に似合い、かなり庶民的。そして『山崎製パン』としても「同姓の山崎賢人さんに」という“言い訳”が剛力サイドに対してたつというもの。そんな気遣いが必要になるほど、剛力は『ランチパック』知名度アップの功労者だったのである。
実は、剛力がZOZOの前澤友作社長との交際をオープンにし、セレブな日常を双方のInstagramにアップするようになってから、もっとも危惧されていたのが、この『ランチパック』のCMだったのである。
化粧品や携帯電話のCMならまだしも、『ランチパック』は学生たちにも人気の菓子パン。超高級レストランでコース料理や高いボトルをあけまくる前澤氏に同行している剛力が「今月は、これ!」とフィリングを紹介する『ランチパック』のCMのウケは、いつの間にか低下していったようだ。
一部報道では「オンエアを自粛しているのではないか」ともいわれ、そういえば、もう一つの庶民的飲料、ヤクルト『ジョア』のCMもあまり見かけなくなったように思う。
CMキャラクターは、時代はもちろん、世の中の“空気”を如実に表すものだが、今回ほど明確なのも珍しい。
そもそも剛力のイメージというのは、同じ事務所の同年代女優、武井咲や忽那汐里と比べたら、ずっと庶民的だったものである。
剛力が所属事務所「オスカープロモーション」主催の「全日本国民的美少女コンテスト」の優勝者や審査員特別賞でないことは有名な話だ。だからというわけでもないと思うが、武井や忽那に対し、丁寧語で話してたり、どこか遠慮がちだった剛力。二人がどんどん“ザ・女優”になっていく傍らで、剛力は、ヒロインをつとめた連続ドラマや映画が爆発的にヒットすることはなかったのである。
とはいえ、業界人の大半が言っていたのは「剛力彩芽はホントにいい子」。晴れて恋愛が解禁となり、どんな相手とのロマンスが聞こえてくるのかと思ったら、まさかの前澤氏だったことに衝撃を受けた者は多い。