芸能

安住紳一郎アナ、市原悦子さんの通夜で憔悴して一人涙

タクシーから降りた時の足取りは重かった安住アナ

 大好きだった観葉植物に囲まれ、森の中で眠るイメージで作られた祭壇。その中央には、優しい笑顔で微笑みかけている市原悦子さん(享年82)の遺影が飾られていた。

 1月17日、心不全のために亡くなった市原さんの通夜がしめやかに営まれ、竹中直人(62才)、阿部寛(54才)らおよそ600人が参列した。その中にはTBSの安住紳一郎アナウンサー(45才)の姿もあった。

「安住さんは憔悴しきっているように見え、ひとり離れたところで泣いていたそうです。こみ上げてくるものがあったのでしょう…」(テレビ局関係者)

 安住アナは市原さんとは番組共演がきっかけで知り合い、その後も親交を深めてきたという。

 安住アナがレギュラーを務める『ぴったんこカン・カン』の2013年8月23日放送回では、喜寿を迎えた市原さんの「お祝いツアー」に同行。東京・銀座で婦人服を買ったり、築地場外市場で漬け物を試食するなど盛り上がった。

「安住さんは市原さんのことを“本当に聡明で素敵なかた。しゃべり方はゆっくりだけど、いつもピリッとした言葉が返ってくる”“あの声も大好き”と言っていました。アナウンサーとして市原さんの語りに憧れていたようです」(前出・テレビ局関係者)

 尊敬する大先輩との永遠の別れ――安住アナにとって、それは“2度目”のことだった。その通夜の4か月前、樹木希林さん(享年75)が、この世を去った。

「8年前に初めてロケで一緒になった時、なんでも質問していいと言われた安住さんは、くだらない質問をしてしまったそうです。その際、希林さんに“そんなこと本当に知りたいの? 違うでしょ”と言われ、自分が本当に聞きたいこと、伝えたいことは何なのかを真摯に考えるようになったとか。安住さんは“自分を変えてくれた人”と思うようになったそうです」(芸能関係者)

 そんな安住アナにとって、大事にしている思い出があるという。それは2015年5月29日放送の『ぴったんこカン・カン』。そこで市原さん、樹木さんと共演を果たした。

 ロケでは、樹木さんは持参したおしんこを料理店で出すなど自由な行動をとった。市原さんも、ロケ先の華道家・假屋崎省吾さん(60才)の自宅3階の寝室の窓の鍵を勝手に開けて「ちょっとここに座ったとこ、写真に撮って」とマイペースな姿を見せた。

「その様子を見た安住さんは“2人はゆっくりしゃべる漫才師みたいですよ”と言い、すごく楽しそうにロケをしていました。その2人が立て続けに亡くなってしまったのが、ショックだったのでしょう。市原さんの通夜では、その時の2人の様子に思いを馳せ、涙が止まらなかったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)

 その日、安住アナは普段とは違う眼鏡姿で参列。斎場をあとにすると、目を腫らしたまま自宅に帰っていった。

※女性セブン2019年2月7日号

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン