放送中のドラマ『グッドワイフ』で弁護士役を演じる常盤貴子(46)が、プライベートで「裁判傍聴」にハマっていることが話題になっているが、同様に傍聴へと足を運ぶ人は多くなっているという。
「法律事務所を退職した友人に『刑事ドラマが好き』と話したら、『一度、裁判を傍聴してみるといいよ』と裁判所に連れていってくれたんです。目の前でドラマと同じような場面がリアルに展開されて、興味深かった」(66・男性)
裁判所は「敷居の高い場所」だと思われがちだが、一度裁判を傍聴するとやみつきになる人も少なくない。『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』の著者で、裁判傍聴歴18年のライター・北尾トロ氏が語る。
「傍聴の魅力は、なんといっても生々しさです。有罪になるかどうかの瀬戸際に立たされた刑事事件の被告人が、むき出しで見せる本気の戦い。本人にとっては懲役1年と2年とではとてつもない差ですからね。少しでも罪を軽くしたい、執行猶予を付けたいと、わずかなチャンスのためにそれまでの生活や人生といったものまで含めた総力戦を展開する。
最初はうまく取り繕っていたものが、検察の追及で本音をぶっちゃけたりと、被告人が徐々に“全裸”になっていくような姿を目の当たりにする」