吉岡美穂や菜々緒など、多くの人気タレントを輩出したレースクイーンは「芸能界の登竜門」として注目を集めてきた。1月12日、その頂点を決める「日本レースクイーン大賞」が東京オートサロン2019の会場で開催された。今年で9回目となる同大会の裏側に密着した。
この賞は全国400人のレースクイーンから実行委員会が100人を選出し、ファン投票を経てファイナリスト20人にまで絞られる。そして決選投票でたった1人選ばれるのが「グランプリ」だ。
今年は29歳の林紗久羅が輝いた。林は4回目の挑戦で悲願のグランプリ初受賞となり、壇上で名前が読み上げられると大粒の涙を見せていた。
「私は一度はグラビアアイドルとして芸能界デビューした後にレースクイーンに転身し、この職業の素晴らしさを知りました。4度の挫折が私を強くしてくれたと思います。
30歳になってもアンチエイジングを頑張って、“サーキットの華”として日本初の生涯現役レースクイーンを目指します!」
●取材・文/河合桃子、撮影/井上たろう
※週刊ポスト2019年2月8日号