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「前澤社長批判の前に考えてほしい」、海外移植元芸人の訴え

アメリカで日本人初となる肝臓腎臓同時移植を経験した、元お笑い芸人の萩原正人さん

「なんで、ZOZOの前澤友作社長(43)が批判されなければいけないのかわかりません」──そう首を捻るのは、1999年、自らもアメリカで日本人初となる肝臓腎臓同時移植を経験した、元お笑い芸人の萩原正人さん(51)だ。

 アメリカで心臓移植が必要な、“おうちゃん”こと上原旺典(おうすけ)くん(3才)は、その移植に、3億5000万円という高額な費用が必要だった。1月13日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)でおうちゃんの密着ドキュメントが放送されるとZOZOの前澤社長がそれに反応。個人での寄付に加え、Twitterでリツイート1件につき10円をおうちゃんに寄付すると表明して、わずか7日間で51万件を超えるリツイートを記録した。

 1月19日には、「救う会」が募金の目標額に目途がついたと発表。驚異的なスピードでの目標達成となった。そして、この前澤氏の行動に対しては「特定の誰かを助けるのはよくない」「不公平」「他にもお金が必要な人はいる」などの批判の声もネットであがっていた。萩原さんはこう語る。

「これまでも小さいお子さんの海外移植のための募金活動が続いてきました。おうちゃんの募金と並行して大阪では、『しょうへいくんを救う会』もありました。きっとこれからも『○○ちゃんを救う会』は、必要になってくるでしょう」

 前澤社長の行動を“不公平”と批判するならば、なぜ、日本の小さい子供が海外へ行って心臓移植をしなければならないのか、という、そもそも論に怒りの声をあげて欲しいと、萩原さんは訴える。

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