芸能

冬の連ドラ、「テレ朝っぽい」「テレ東手法」が席巻中

ダークホースは『メゾン・ド・ポリス』か(公式HPより)

 年明けから早くも1か月。平成最後の冬ドラマも中盤へとさしかかった。今クールは近年では珍しく、多くのドラマが初回に2桁視聴率を獲得しスタートダッシュに成功したが、2回目以降に加速するもの、失速するものの明暗が分かれた。

 近頃は視聴率が面白さのバロメーターではないようだ。

「最近はオンデマンドで視聴する人も多いので、リアルタイムでの視聴率だけで人気を判断できません」(ドラマ関係者)

 では、ひしめく冬ドラマのうち、本当に面白いのはどの番組なのか。面白さの見極めに秀でた“中の人”に、ラストまで見届けたい作品を聞いてみた。

◆ダークホースは『メゾン・ド・ポリス』

 今クールのドラマには、共通点があるという。

「どのドラマも、とにかく “テレ朝っぽい”。『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系・木曜22時~)や『イノセンス』(日本テレビ系・土曜22時~)等、テレ朝の看板ドラマ『ドクターX』タイプの“一話完結型の勧善懲悪モノ”です」(別のドラマ関係者)

『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系・水曜22時~)もその一例。毎回、北川景子(32才)演じる天才的不動産屋が大どんでん返しを決めて家を売りまくる。

「脚本の大石静さんは、前クールの『大恋愛』も好評で、見逃し配信がTBS歴代最高の数字を記録しました。今回も、ともすると安易になりがちな“テレ朝っぽさ”をうまくまとめている。北川の強い女ぶりもハマり、シリーズものに強いイメージがつきそう。彼女が“日テレの米倉涼子”になる日は遠くない」(テレビ局関係者)

 一方、視聴率は好調なものの評判が今ひとつなのが、錦戸亮(34才)と新木優子(25才)が科捜研の研究員を演じる『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系・月曜21時~)。

「月9のわりには健闘しているが、『科捜研の女』(テレビ朝日系)をパクって数字がこれでは厳しい。一方で小物へのこだわりは本物です。マスクの色やグローブの素材は、実際に使われているものと同じ。ただ、白衣のボタンはとめてほしい。医療従事者が現場で白衣のボタンをかけないなんてありえない。また、珍しく悪役を演じている船越英一郎(58才)の怒鳴りの演技は突き抜けていて面白い」(ドラマ制作スタッフ)

“テレ朝っぽい”には、もうひとつ別の意味もある。前クールで話題となった『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)でブームとなったBL要素だ。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン