サッカー日本代表は、2月1日23時(日本時間)キックオフでカタールとのアジア杯決勝戦に挑む。今大会の決勝トーナメントはいずれもテレビ朝日系列で中継されており、決勝戦の解説は松木安太郎氏と中山雅史氏が務める。
松木氏といえば、試合中に何度となく「おい!」と叫ぶことでも知られている。視聴者は、松木氏の「おい!」をどう受け止めればいいのか。松木安太郎研究家でライターの岡野誠氏が、松木氏の「おい!」を徹底解析する。
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試合中、松木安太郎氏が頻繁に発する言葉の1つに「おい!」がある。まずは、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦、準々決勝のベトナム戦、準決勝のイラン戦で何度叫んだかを挙げてみよう。
なお、あくまで言葉の中に「お」と「い」が入っている場合に限る。よって、「おおー」「おおう!」などは除く。「おおい!」「おいっ」などは含む。ベトナム戦後半43分の「おいおい!」は、ひとかたまりで1カウントした。
【対戦相手/前半/後半/合計/試合結果/日本のボール支配率】
サウジ/15回/17回/32回/1対0/23.7%
ベトナム/8回/16回/24回/1対0/68.2%
イラン/7回/4回/11回/3対0/52.7%
3試合で、実に67回もの「おい!」が飛び出した。
その内訳は接触プレー5回、相手エリア内で原口が倒れたベトナム戦後半12分の「おーーい! おい!」の2回を除き、大方の予想通り、全てピンチもしくはピンチになりそうな場面であり、そのほとんどはペナルティエリア(以下、PA)内か付近で放たれている。
さらに、試合中のスコア別に「おい!」を分類すると、以下のようになる。
【スコア/サウジ戦/ベトナム戦/イラン戦】
0対0/4回/8回/9回
1対0/28回/16回/1回
2対0/―/―/1回
3対0/―/―/0回