おにぎりブームが広がる中、47都道府県のご当地おむすびが一堂に会する専門店がある。東京駅構内にある「おむすび百千」だ。このユニークな商品開発の発端は、社長が幼少期に暮らした徳島県の名物フィッシュカツをおむすびの具にしたいという思いだった。
それなら47都道府県すべてのご当地おむすびを作ろうと、企画がスタート。各地の具材を探すため、各都道府県のアンテナショップに足を運び、出身者に聞き込みも行なった。決定までに試作も重ねて苦労したという。断トツの人気を誇るのが、直立するエビ天がインパクト大の愛知県「えび天むす」(290円)。1日1200個売れることもある。