新聞、テレビ、教科書、SNS……韓国のあらゆる言論空間に蔓延する「反日フェイクニュース」。決定的証拠をもとに、その嘘を暴く。
〈日帝は韓半島を戦争遂行のための兵站基地とし、朝鮮の資源と物質を大々的に徴発した。さらに、朝鮮人を効率的に戦争に動員し、朝鮮人の精神と文化を破壊する民族抹殺統治を広げていった〉
現在も使われている韓国の高校歴史資料集の一節だ。
日本による“民族抹殺統治”の証拠として韓国が示す写真の中には、テレビや新聞など韓国メディアで繰り返し使用されるシンボル的なものがある。それらは歴史教材として学校教科書にまで掲載され、「日帝」の非道さを訴える“道具”として利用されている。
しかし、それらの写真は日本の識者などからすでに誤りを指摘され、事実でないと判明したものが数多い。それにもかかわらず、日本からの指摘に反論することもないまま、現在に至るまでステレオタイプな“イメージ操作”を繰り返している。
「劣悪な労働環境や強制労働の証拠となるものが少ないため、韓国側は事実かどうかは検証せずに“強制連行”をイメージできるような写真に飛びつくのでしょう」(三輪宗弘・九州大学教授)
さらに、韓国は間違いを認めないばかりか、それを“真実”として次世代に引き継ごうとしている。韓国・鬱陵島の独島博物館にあるレリーフの改竄を2004年に指摘した下條正男・拓殖大学教授が、竹島問題での韓国の姿勢について解説する。
「『独島(竹島の韓国名)は我が領土』という“歴史的事実”は揺るぎないものと信じるあまり、多少の改竄などは気にしないのでしょう」