そんなA.B.C-Zは、いま、メ~テレ(名古屋テレビ放送)で“濱口優プロデュース企画”に何度もチャレンジしている。土曜朝の『デルサタ』という生放送内の企画で、当初はメンバーの塚田僚一のみがレギュラー出演していた。
その後、橋本良亮もレギュラーとなり、スタジオ出演をする回もあれば、“はしつか”コンビは東海地方の“ぶらり歩き”するロケも担当。さらに、A.B.C-Zのリリース情報の初出しや、ワンカメ・パフォーマンスを含む新曲の生披露などは全て『デルサタ』から…というのが恒例になりつつあるのだ。
濱口プロデュース企画では、彼が特訓を重ね、ファンにサプライズでA.B.C-Zのコンサートに登場。『Za ABC~5stars~』を6人で完璧に歌い踊った様子は、『デルサタ』ではもちろん、同局の別枠で密着番組としても披露された。
企画内容はさらに進化を遂げ、ついに『ぼくらのショウタイム』なるA.B.C-Zの主演ドラマが出来上がった。4月5日の深夜にオンエアされるだけでなく、4月12日からは「イオンシネマ」全国13劇場で1週間公開されるというから、これは大企画と言える。また、3月24日には、メ~テレのお隣「東別院ホール」でプレミアム試写会が行われるという。
『ぼくらのショウタイム』はメ~テレを舞台にした、いわゆるギョーカイドラマで、A.B.C-Zのメンバーは全員、メンバーカラーにちなんだ役名で、カメラマンやAD、警備員などの役に就いている。監督は数々の人気作品の出演者でもあり、『侠飯~おとこめし~』(テレビ東京系)や映画『アリーキャット』などでメガホンをとった榊英雄氏。脚本は、映画『終わった人』やドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)などヒットを飛ばし続ける根本ノンジ氏という豪華かつ本格派の布陣だ。
さらには、『デルサタ』に「ぜひ塚ちゃんを」とオファー時から尽力し続けてきた総合演出の石川智通氏や編成の服部保彦氏らが企画を上にもジャニーズ事務所にも通せたことには、「濱口優プロデュース」という愛情あふれる後ろ盾があったからに他ならない。
後輩芸人ならともかく、ジャニーズのアイドル二組に対し、深くて大きい優しさで指導し続け、彼らが“バラエティー力”と“ショーアップの術”を身に着けることに尽力した濱口優。
しかも誰よりも愛妻家で自身はいつまでも少年の心を忘れないし、チャーミング。よゐこ濱口優はみんなを幸せにする大した男なのである。