「台風の中、野外で撮影したことは本当に印象に残っています。強風で近くの木が倒れたり、本当に死ぬかと思いました(笑)。でも途中から吹っ切れて“こんなことはもう一生無いだろうし、倒れてきたら逆に面白い写真が撮れるんじゃないか!”と思っていました。最後のほうは、“撮って、撮って! もっと撮って!”と味わったことのない楽しさがありました」
過激な撮影秘話にも関わらず笑顔で語ってくれたのは、キャンパスクイーンの卒業生で女優の高尾美有(帝京大学経済学部卒)。1月23日に刊行された篠山紀信氏撮影の写真集『premiere ラ・リューシュの館』は、昨年12月に3冊同時刊行発売された『premiere』(フランス語で「はじめて」の意味)のスペシャル版。アートの聖地、清春芸術村を舞台に数々の芸術作品と高尾美有、結城モエ(慶應義塾大学法学部卒)、松井りな(中央大学文学部卒)の3人がフォトセッションした。だが、篠山氏をはじめとする、一流のスタッフとのフォトセッションということもあり、不安も大きかったという。高尾が撮影当時について振り返る。
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りなだけ先に個人写真集を撮影していたので心強かった半面、撮影チームに溶け込めるか不安がありました。はじめは篠山先生やスタッフさんに身を任せ、わけもわからず撮影していたので、気が付いたら終わっていましたね…。天気も味方してくれて、さすが篠山先生、天才だなと思いました(笑)。
はじめに白馬との写真を撮ろうとしたけど、天気が良くなくて…。それでも夕方、撮り直そうとなった時に、ちゃんと晴れたので“すべてが味方してくれている”と感じました。
(周囲の反響は)見てくれたみんなが、長文で感想を送ってくれることに驚いています。“このページのここが良かった”とか“あなたの覚悟が伝わってきました”のような・・・。私たちの仕事は表現する仕事なので、このような感想をいただくと、本当に本当にうれしいです。
◆『premiere ラ・リューシュの館』の発売を記念して2月24日19時~「SHIBUYA TSUTAYA 7F WIRED TOKYO 1999」にて、写真家の篠山紀信氏と、結城モエ、高尾美有、松井りなが登壇するトークイベント&サイン会を開催。詳細は、TSUTAYA BLOGにて(https://ameblo.jp/shibuya-tsutaya/entry-12434114691.html)。