行き交う人から注がれる視線を気にするそぶりも見せず、テレビ朝日の小川彩佳アナ(34才)は六本木の街を闊歩していた。2月の寒空の下、マスクもつけず素顔をさらし、堂々と歩く姿は、どこか吹っ切れたようにも見える。
小川アナが突然、12年間勤めたテレビ朝日からの“寿退社”を発表したのは2月8日のことだった。
「お相手は後輩アナの紹介で出会った1才年上の男性だそうです。交際期間は7、8か月で、本人は“顔で選んだわけではない”と言っています。そのお相手の職業は、大手広告代理店の社員とか経営者とかいわれていますが、はっきりしません。実態を把握しているのは、社内でもアナウンス室のごく限られた人だけで箝口令が敷かれているそうです」(テレビ朝日関係者)
同僚たちは当然祝福しているというが、一方で、いぶかる声もあるという。
「彼女は昨年10月に、インターネットのニュース番組『AbemaPrime』のメインキャスターに就任したばかり。就任時には心機一転、髪をバッサリ切ってまで臨んだその仕事を、わずか半年で投げ出すというのは責任感の強い彼女らしくありません。
時期も気になります。1月には宇賀なつみアナ(32才)の3月いっぱいでの退社が発表されていました。実はほかにも昨秋から年末にかけて、上司に退社の相談をした女子アナがいたそうなのですが、短期間に複数人に辞められては困ると、会社側が“少し待ってくれ”と慰留をしていた時期でした」(前出・テレビ朝日関係者)
やや性急にも見える寿退社発表。なぜこのタイミングだったのか。別のテレビ朝日関係者はこんな事情を明かす。
「『報道ステーション』からの降板が、退社の引き金となったのは間違いないでしょう。報道・情報番組を主戦場としてきた彼女にとって、報ステ降板はかなりショックでした。その理由が若返りならまだ理解できたのでしょうが、後任は元テレ朝の徳永有美アナ(43才)。なぜ今さらOGの起用なのか、ほかの局員からも疑問の声があがっていたし、彼女も不満を感じていたはず。そんな中、“報ステに戻れないなら、結婚して退社する”と会社側に突きつけたという話を耳にしました。でも、会社側は聞き入れてくれず、退社にふみ切るしかなかったとか。ですから彼女の決断を“あてつけ寿退社”と言う人もいます」
4月からはフリーで活動する小川アナ。局アナ時代とは違った姿が見られるかも。
※女性セブン2019年3月7日号