「ムロさん、最近SNSで大変らしいですね」
「ちょ、お前、久しぶりに会っていきなりその話題する? 普通、もうちょっと温まってから言わない?…でも、そういうところ好きだよ(笑い)」
一瞬、周囲を警戒し困惑した表情を浮かべたムロツヨシ(43才)は、すぐに目の前の後輩に視線を戻し、苦々しく笑った。2月中旬の週末、ムロの姿は自宅近くの焼肉店にあった。
「後輩の役者さんと食事をしていました。“新井さん騒動”について話していましたが、上下の隔てなく慕われているようでした」(居合わせた客)
騒動とは、ムロの親友の新井浩文(40才)が強制性交の疑いで逮捕された時のツイッター炎上騒ぎのこと。新井が逮捕された2月1日、ムロは、《この時に、呟かないような関係ではないんです》《こっから、また、応援しよう》などとツイートを連投。
批判が殺到したことを受け、《応援》は《アジアカップの決勝戦をみて、(日本)代表への思いでした》《被害者の方に対して配慮がありませんでした》などと釈明する事態となった。
にわかにネット上で炎上しかけたムロだが、それまでは彼の好感度は急上昇中だった。15日に発表された明治安田生命の「理想の上司ランキング」で、圏外から一気に2位にジャンプアップ。昨年放送のドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)での好演で、一気に知名度も好感度も上がった。ムロがモテるのはファンからだけではない。
「交友関係が非常に広く、小栗旬(36才)、山田孝之(35才)、松田龍平(35才)、嵐の松本潤(35才)ら男優陣のみならず、新垣結衣(30才)や高畑充希(27才)、戸田恵梨香(30才)ら女優陣とも飲み友達。彼を中心とする『ムロ会』は今や芸能界の一大勢力です」(芸能関係者)
ムロは持ち前の明るさで、ドラマや映画の撮影現場で共演者に声をかけ、交友範囲を広げていったという。それほど幅広い人脈を持つ彼でも、届かなかった存在がいる。
昨年9月16日、樹木希林さん(享年75)が亡くなった翌日に、ムロはこうツイートした。
《共演したかった、嫌われてでも目の前で芝居してみたかった、間に合わなかった、悔しいばかり、一度だけ挨拶だけはさせてもらったが、嫌われるほど話しかけられなかった、悔しい》
実は今、ムロは彼の人生においてもっとも樹木さんと近いところにいる。
「彼が引っ越したマンションは以前、希林さんが所有していたマンションの1つだったんです。希林さんは都内に10も20も物件を持つ“不動産王”でしたからね。ムロさんは気づいているかどうかわかりませんが…」(別の芸能関係者)
ムロの“人たらし力”が引き寄せたのか。
※女性セブン2019年3月7日号