《たくさんの励ましの、お言葉を頂き、ありがとうございました。私にとって大きな励みとなり、勇気を持って手術室に向かう事が、出来ました》
2月26日、堀ちえみ(52才)がブログにそう感謝の言葉を綴った。22日に都内の病院で11時間にわたる舌がんの大手術を無事に終え、集中治療室から一般病棟に戻ったという。
ステージIVの舌がん。自覚症状から6か月たっての手術では、頸部リンパ節を除去してから舌の6割を切除し、太ももの組織を採って舌の再建手術を行った。今後は、完治を目指して放射線や抗がん剤による治療が行われる。
《このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな》とあきらめかけた堀を思いとどまらせたのは、高校1年生の末娘をはじめとした7人の子供たちだった。
「“お母さんは病気ばかりの人生でかわいそう”と泣かれ、かわいそうな母親というイメージを残したまま死ぬことはできないと闘病を決意したそうです。闘病に打ち克つために“82年組の仲間と同窓会をしたい”と言い出したのは堀さん自身。そしてみんなはすぐに連絡を取り合った」(芸能関係者)
舌がんをブログで公表する前に、堀は早見優(52才)にはがんであることを打ち明けていた。「同期と会いたい」と言う堀の言葉を聞いて、早見はすぐに薬丸裕英(53才)に連絡を取った。
小泉今日子(53才)、中森明菜(53才)、松本伊代(53才)、石川秀美(52才)、本木雅弘(53才)、布川敏和(53才)、三田寛子(53才)、原田知世(51才)、そして、堀、早見、薬丸ら1982年にデビューした同期組の絆は強い。揃いも揃って大物アイドルとして人気を博し「花の82年組」と呼ばれた。
「歌番組で毎日のように顔を合わせるうえに、控え室も一緒。まるで学校のクラスのようでした。交際は厳禁でしたが、段ボール箱の荷物にまじって入りこっそり抜け出したり、変装したり、仲間同士で口裏を合わせたり…外で遊べない時は、誰かの自宅で飲むことも多かった。いろいろ苦労も多かった分、結束力も強かったですね。早見さん、松本さん、石川さんらを中心に今もママ友会を開く仲ですよ」(ベテラン芸能記者)
82年組の現在の中心は石川と「同期婚」をした薬丸だ。薬丸は生放送の『バイキング』(2月21日放送、フジテレビ系)で、堪えきれなかったのか目を潤ませて「絶対復活してくれると信じている」と語った。