自身がプロデュースするセレクトショップ『メゾン・ド・リーファー』が、全店舗閉店することとなった梨花(45才)。その発表直後、本誌・女性セブン記者に対し、梨花はこう語った。
「正直、今後のことを決めているわけではありません。でも今年46才、アラフィフに差しかかる今、次のステップに行くためにここで区切りをつけようと思ったんです」
1号店を東京・代官山にオープンしたのは2012年4月。
「初日に2000人、初年度は35万人が来店して、店から代官山駅までの通りが『リーファー通り』と呼ばれるほど人気となりました。梨花さんがセレクトした商品は即完売。すぐに全国6店舗にまで広がりました」(ファッション関係者)
一時は年商10億円超といわれ、モデルから実業家転身に成功した先駆者としてその手腕も注目を浴びた。
「梨花さん、自身のショップを“自分の子”のように大切に育てて、お店の準備に2年も費やしました。オープンの準備の時期に長男の妊娠・出産も重なって、本当に大変そうでした。お店をオープンした際には、“私は息子と娘(=店)を一緒に産んだの”と言っていたほど。それだけ思い入れのある店を閉めるというんですから、余程の何かがあったのか…」(前出・ファッション関係者)
3月5日、無造作に髪をまとめ、キャメルのトレンチコートをウエストでキュッと絞り、黒いブーツを合わせた梨花が颯爽と歩いて、代官山の店舗へとやって来た。そこで梨花に話を聞いた。
──経営破綻ではないかとの声もあがっていますが。
「確かに、経営はずっと右肩上がりではないけれど、たくさんのお客様が来てくださっています。周りからはもったいないとは言っていただきました。でも、3年前にハワイへ移住して、『カワイイ』っていうものより『美しい』に惹かれるようになって。年齢を重ねてしわも素敵だと思うようになったし、カワイイにこだわらずに自然体でいたいと思うようになって」
そう話すと、梨花は右手を差し出した。薬指に光っていたのはカルティエのパンテールの指輪。
「これ、私に似合ってないでしょ? 高価すぎるものだし、デザインも…。あるときこの指輪を60代の女性がつけていたんです。ピッカピカではなく、いつも肌身につけてるんだなという感じで、少し黒くなっているパンテールをさりげなくはめていた。それを見て、すごくカッコいいなと思ったの。私もこんなふうに指輪が似合うようになりたいって。だから今の私には似合わないけど大切につけていたいと購入しました。今は50才、60才の自分のイメージに向けて、準備を始めたいなと思っています」
梨花はセレクトショップをオープンした後の2015年秋にハワイへ移住している。