スポーツ

ゴルフ パターは「真っすぐ引いて打つ」という常識の間違い

クラブを持ち上げて振り動かし、回転運動のヘッド軌道を確認

 ゴルフの上達のためには、さまざまな“常識”があるとされる。しかし、よみうりゴルフ倶楽部(東京)所属の加藤淳プロは、そのような“常識”にとらわれているのは間違いだと指摘する。今回、本誌・週刊ポストの企画でゴルフ大好きグラビアアイドルの園都(その・みやこ)さんが加藤プロの特別レッスンを受講した。パターについての加藤プロのアドバイスをお届けしよう。

 * * *
 真っすぐ引いて真っすぐ打つ。このパターの常識も間違いです。パターにはライ角があるため、支点がボールの垂直位置より体に近い位置にあります。そのため真っすぐに出そうとすると、インパクト以降にフェースが開き、右に押し出すミスが起きやすくなります。

 正しいストロークをすると、フェースが開いて自然に閉じる。つまりヘッドは打ち出す方向に対して体を中心に円運動となる。そのためヘッドの動きとしては、限りなくストレートに近いがヘッド軌道は左右対称のインサイドインになります。

 パターもスイングです。スイングであるため左右対称にサッサと振るのが理想的であって、それを意識的に真っすぐに引いて真っすぐに出そうとしたら軌道は一定しません。あとはスイング幅で距離感を養ってください。

(写真の解説)
 パターを持ち上げて振り動かしてみる。腕と体がジョイントしてヘッドが回転運動の軌道になっていることが確認できる。連続素振りを行ない、ヘッドがスムーズな動きとなるように練習しよう。

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