女子アナたちの“退社ラッシュ”が続いている。テレビ朝日の小川彩佳アナ、宇賀なつみアナ、TBSの宇垣美里アナがいずれも3月末でフリーに転身。早くも彼女たちの“フリー初番組”が取り沙汰される中、各局の編成幹部たちは4月からの“人員配置”に苦心しているという。
どのアナウンサーをどの番組に起用するか──番組改編を見据える局幹部の手元には、ある“参考資料”が存在するという。女子アナたちの「潜在視聴率」だ。広告代理店関係者が語る。
「潜在視聴率とは、“その人が番組に出演すればどれだけの視聴率が期待できるか”を表わした数字で、もともとはドラマやバラエティで“どの俳優・タレントを起用すれば数字が取れるか”をプレゼンするために作られた内々の資料です。
女子アナ版は、2000年頃に女子アナ人気が高まった頃から作成されるようになった。スポンサーのリクエストに応じて、代理店がテレビ局やマーケティング会社と協力し、各アナの出演番組の視聴率に独自調査した知名度や人気、そして『Qレート』という“出演番組に対する視聴者の好感度”を組み合わせて算出する。
この数字がキャスティング時の検討材料にされる。もちろん女子アナ本人が目にすることはなく、ごく一部の編成部門スタッフが使っているものです」
週刊ポストが入手した最新の「女子アナ潜在視聴率一覧表」には、各局アナからフリーアナまで、50人の数字が並んでいた。
ランキングの上位には、水卜麻美アナ(日本テレビ)、高島彩アナ(フリー)、加藤綾子アナ(フリー)、山崎夕貴アナ(フジテレビ)、小川彩佳アナ(テレビ朝日)と、人気アナが名を連ねている。