テレビ朝日の小川彩佳アナ、宇賀なつみアナ、TBSの宇垣美里アナなど、女子アナたちの“退社ラッシュ”が続き、各局の編成幹部たちは4月からの“人員配置”に苦心しているという。
どのアナウンサーをどの番組に起用するか──番組改編を見据える局幹部の手元には、ある“参考資料”が存在するという。女子アナたちの「潜在視聴率」だ。広告代理店関係者が語る。
「潜在視聴率とは、“その人が番組に出演すればどれだけの視聴率が期待できるか”を表わした数字です。スポンサーのリクエストに応じて、代理店がテレビ局やマーケティング会社と協力し、各アナの出演番組の視聴率に独自調査した知名度や人気、そして『Qレート』という“出演番組に対する視聴者の好感度”を組み合わせて算出する。
この数字がキャスティング時の検討材料にされる。もちろん女子アナ本人が目にすることはなく、ごく一部の編成部門スタッフが使っているものです」
本誌・週刊ポストが入手した最新の「女子アナ潜在視聴率一覧表」には、各局アナからフリーアナまで、50人の数字が並んでいた。ランキングの上位には、水卜麻美アナ(日本テレビ・1位)、高島彩アナ(フリー・2位)、加藤綾子アナ(フリー・3位)、山崎夕貴アナ(フジテレビ・4位)、小川彩佳アナ(テレビ朝日・5位)と、人気アナが名を連ねている。
彼女たちはその潜在視聴率の高さゆえにフリー転身が待望されるわけだが、一方でいざフリーになると数字が下がってしまうケースもある。その典型が有働由美子アナだ。彼女は10位である。前出の広告代理店関係者が語る。