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腰痛にも使う非ステロイド性消炎鎮痛薬 肝臓・腎臓に負担大

清水整形外科クリニック院長の清水伸一医師

 年齢を重ねると肩こりや腰痛、頭痛など、体のあちこちに痛みを感じるようになる。そんなとき、ついドラッグストアで買える痛み止めに手が伸びるが、専門医はどんな選択をしているのか。清水整形外科クリニック院長の清水伸一医師(整形外科)がこう話す。

「私自身は、市販薬であれ、処方薬であれ、非ステロイド性消炎鎮痛薬をほとんど使いません。鎮痛効果が高い半面、骨髄障害や胃炎、胃潰瘍、悪心、嘔吐、下痢などの胃腸症状だけでなく、肝臓や腎臓への障害という副作用リスクがあると分かっているからです」

 代替となる薬についてはこういう。

「効果が緩やかなぶん副作用が少なく、比較的安全と考えられるアセトアミノフェン製剤の『カロナール』や『ノーシン』を使っています」

 アセトアミノフェンは脳の体温調整中枢や中枢神経に作用して、熱や炎症を抑えたり、痛みを和らげる薬だ。

「これらの鎮痛薬で痛みをコントロールできない場合に限り、非ステロイド性消炎鎮痛薬を使うことがあります。ただし、期間は1~2週間ほどに限定します」

 また、腰痛や膝痛で処方される湿布も使わないという。

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