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浮気率圧倒的1位の埼玉県 背景にバブル世代の影響も?

なぜ埼玉は不貞を働く人が多いのか

 大手避妊具メーカー・相模ゴム工業が、日本の性に関する大規模調査を発表した。この調査は男女1万4000人を対象に行なわれたものだが、浮気に関する項目では、バラエティ豊かな県民性が明らかになった。

◆浮気率1位の“翔んでる埼玉”

「浮気率」で2位(京都府・25.63%)に約6ポイントの大差をつけ、31.03%でぶっちぎりの1位だったのが埼玉県だ。現在、映画『翔んで埼玉』が大ヒット中。そこでユーモアを交えて描かれる“卑屈な県民性”からは想像できない奔放さだ。『おんなの県民性』(光文社新書)の著者でマーケティングコンサルタントの矢野新一氏はこう分析する。

「これは想定内の結果です。私がかつて調査した時も埼玉の浮気率は1位でした。バブル時代に独身を謳歌していた世代は、結婚後、住宅事情から埼玉や千葉に住んでいるケースが多い。その世代が子育てを終えてから、再び羽を広げ始めているのではないか。今回の調査では、千葉県の浮気率も6位(23.18%)と高かった」

●「京美人」は浮気に寛容?

 浮気率で埼玉県に次ぐ2位となったのが京都府だ。同調査では、男女別の浮気率も算出している。京都府の浮気率を男女別に見ると、女性が16.81%(全国15位)なのに対して、男性は34.45%(全国2位)。男性の浮気率が高いことが分かる。京都妻は夫の不倫に寛容ということなのだろうか。

「日本3大美人に数えられる京女は“はんなり”という言葉に象徴されるように上品で穏やか。保守的で、夫を立てる傾向もある。だから男性は羽を伸ばしやすいのかもしれませんが、京都の女性はなかなか本音を見せないのも事実。浮気の事実を知っても“泳がせている”だけなのかもしれませんよ」(同前)

※週刊ポスト2019年3月22日号

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