春の花のような装いで佇む美女の名は白石聖(20)。放送中の『絶対正義』(フジテレビ系)で“絶対正義”を振りかざして周囲の運命を狂わせるヒロイン・高規範子の高校時代とその娘・律子を演じ、怪演ぶりが大きな注目を集めている。
「私の役を怖いと震えていただけたら本望です。あまりに強烈でパンチのきいた役なので、自分がどう映るか考えていられない。この作品を通じて、現場の感覚や素の感情をお芝居でより大切にするようになりました」
そんな彼女がもうひとつ素を解放する場がラジオ。トークは切れ味鋭く、実に小気味いい。
「同世代にはすごく素敵な女優さんが多いので、その中で自分らしさを見つけていきたい。ラジオでは毒舌めいた一面を出したりしているので(笑い)、万人に好かれるのはなかなか難しいかもしれませんが、お芝居も含めて刺さる人には刺さる“沼”を持った女優になりたいです」
癒やし系のルックスと内面のギャップといい、女優・白石聖の沼はハマると奥が深そうだ。
●しらいし・せい/1998生まれ、神奈川県出身。2016年デビュー。放送中の『絶対正義』(フジテレビ系)、『I“s(アイズ)』(BSスカパー!)に出演するほか、3月22日放送『福岡恋愛白書14天神ラブソング』(KBC九州朝日放送)では主演を務める。3月21日よりヒロインを演じる映画『PRINCE OF LEGEND』の公開を控える。毎週火曜放送『白石聖のわたくしごとですが…』(文化放送)のパーソナリティでも活躍。『白石聖カレンダー 2019-2020』(ワニブックス)が発売中。
撮影■石塚雅人
※週刊ポスト2019年3月22日号