「高橋由伸」「菅野智之」「山本浩二」「有吉弘行」「山崎まさよし」……野球関係者や、野球好きとして知られる有名人らのサインがズラリと並ぶ中で、ポッカリと不自然な穴が開いていた。それは、コカインを使用していたとして逮捕されたピエール瀧のサインが掲げられていた場所だった──。
東京・世田谷にあるバッティングセンターは、その場所柄、多くの有名人が訪れる。関係者が語る。
「今回の逮捕を受けての対応のようです。4~5年ぐらい前に一人でいらして、サインにも快く応じてくれました。とても人当りのいい方だったので、今回のニュースを見てすごくショックでした」
同バッティングセンターの副支配人は、「やはりあのような報道があったので、親子連れのお客様も多いですし、影響も考えて色紙を外したほうがいいという判断をしました」とコメントした。大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』や出演映画などの撮り直し・代役の必要性などが話題になっているが、芸能界以外にも「コカイン逮捕」の影響が広がっているのだ。
ピエール瀧がライフワークとしている草野球への影響も懸念されている。芸能関係者が語る。
「高校まで野球部に所属し、阪神タイガースの入団テストを受けたこともある瀧さんは20年ほど前から『ピエール学園』という草野球チームを率いています。このネーミングは同い年のスター選手である清原和博や桑田真澄がいたPL学園と自分の芸名を引っかけたもの。現在はTOKYO大リーグという名のリーグ戦に名を連ね、芸人のマキタスポーツや他のアーティストのチームとしょっちゅう早朝野球をしています。
毎年リーグの納会にも顔を出し、このリーグ戦の顔とも言える存在。『瀧さんがいなくなって、リーグ戦はどうなるんだろ……』と不安がる声があがっています。一方、『ドラマや映画の撮影で忙しいときも休まず早朝野球に参加し、やたら元気だったのはクスリのせいだったのか』『復帰しても清原をほうふつとさせるチーム名で大丈夫なのか』というネガティブな声もあるそうです」