スポーツ

ルメールも、外国人騎手はなぜ日本の競馬が好きなのか

日本を席巻する外国人騎手はなぜ強い?

 いまやクラシックのトライアルが真っ盛り。“本番”に向けて有力騎手の騎乗馬も決まりつつある。外国人騎手も珍しくなくなった。『週刊ポスト』での角居勝彦調教師による連載「競馬はもっともっと面白い 感性の法則」より、お届けする。

 * * *
 2018年のリーディングジョッキーは215勝のC・ルメール、2位も153勝でM・デムーロ。さらに短期免許で来日していたJ・モレイラ騎手は勝率3割5分、連対率5割という驚異的な数字を残しました。

 外国人ジョッキーの活躍を抜きにして、今の競馬は語れません。角居厩舎でも昨年、一昨年とも勝ち頭はデムーロ騎手でした。

 確かな技術で勝ちきってくれるため、馬主さんは自分の馬に彼らを乗せたがります。厩舎としても、馬のポテンシャルを最大限に発揮してくれる期待もあって頼もしい。彼らの乗る馬は人気が上がる傾向にあるので、ファンの方の馬券検討も外国人ジョッキーが中心となるのでしょう。人気馬だけでなく、人気薄の馬を上位に持ってくることもめずらしくありません。

 なぜ、そんなに勝てるのか? 豊富な騎乗経験による引き出しの多さ、特に下半身の筋力の強さ、そして勝負どころを逃さない感性など、外国人ジョッキーの特長は以前にも書きました。

 それ以外に「外国人ジョッキーは日本の競馬が好き」ということがあると思います。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン