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「好きなクルマ・バイク漫画」トップ5、2位は『頭文字D』

 若かりし頃、もしくは現在でも胸を熱く焦がす自動車やバイクを題材にした漫画の数々。このたび本誌・週刊ポストは「好きなクルマ・バイク漫画」のアンケートを実施。読者700人超の投票でトップ5にランクインした作品を当時の時代背景や流行とともに一挙紹介しよう。

スーパーカーブームを巻き起こしたレース漫画の元祖(C)池沢早人師

◆第1位(132票)スーパーカーブームを巻き起こしたレース漫画の元祖
『サーキットの狼』

【あらすじ:どのチームにも属さずロータス・ヨーロッパに乗る一匹狼の走り屋・風吹裕矢は「ロータスの狼」として名を轟かせていた。数々のライバルたちとの戦いや死別を経て、舞台を公道からサーキットへと移した裕矢は、プロレーサーとしての頂点F1を目指す(1975~1979年連載)】

 愛車ロータス・ヨーロッパに乗る主人公風吹裕矢が一匹狼の公道レーサーとしてライバルをなぎ倒し、やがてはプロレーサーへと駆け上がる。1975年の連載開始後、ポルシェ、フェラーリはもちろん、ランボルギーニ、マセラティ、ミウラ、日産・フェアレディZ、シボレー・コルベット、トヨタ・2000GTなどの名車が登場しスーパーカーブームの火付け役となった伝説的な作品だ。

 特に暴走族「極道連」が乗るデ・トマソ・パンテーラは、当時の小学生が呪文のように「デ・トマソ・パンテーラ、デ・トマソ・パンテーラ……」と連呼していた。また、スーパーカー消しゴムも大流行した。

 あまりの爆発的な人気の中、裕矢とミキの初デートシーンにおいてミキの胸が少しはだけるシーンに小学生たちは釘付けになった。当時の少年誌で永井豪の漫画のようなハレンチコメディ以外でエッチなシーンが描かれていること自体が珍しく、小学生たちは衝撃を受けたものだった。

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