本誌・女性セブンでは読者とテレビ評論家の計1200人を対象に、「最も好きな朝ドラヒロイン」についてアンケートを実施した。あなたの好きな朝ドラヒロインは、何位にランクインしただろうか。
1位は2015年『あさが来た』のあさ役を演じた波瑠。2位は2013年『あまちゃん』のアキ役だった能年玲奈(現在・のん)。3位は1983年『おしん』のしん役を演じた小林綾子だった。
そして、近年のヒロインたちもランクイン。4位は有村架純。2013年の『あまちゃん』で、ヒロインの母の少女時代を演じ好評を博した有村が主演に抜擢され、大きく注目されたのが2017年の『ひよっこ』。
時代は、高度経済成長が急速に進展する昭和30年代後半。茨城県の山間の村で、みね子の家族は、決して裕福とはいえなかったが、ごく普通の生活を営んでいた。だが、東京へ出稼ぎに出た父が失踪。みね子は集団就職で上京、父の代わりに仕送りをする。
「有村演じるみね子が圧倒的に切なく、その魅力と、普通の女の子が普通に生きたいという姿、脚本の力が渾然一体となった稀有な作品です。普通の女の子の日常を地道に描くばかりですが、毎日を生きることの尊さに心を打たれ全話を見せられた、力のある作品ですね」(コラムニストの堀井憲一郎さん)