現役引退後から20年、毎年、全球団のキャンプ巡りを続けている野球評論家の金村義明氏(55)。成績も選手も話題も地味にまとまっており、全国ニュースになりづらい球団の情報や、変化にも詳しい。そんな金村氏が、ヤクルトと中日の今について語った。
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以前はユルさのあったヤクルトでは、宮本慎也ヘッドコーチ(48)の鬼練習が相変わらずでしたね。「トリプルスリー」の山田哲人(26)に「ここまでやらせるか!?」というくらい厳しかった。山田も死にそうな顔してました。
中日は西武やロッテで監督をした伊東勤(56)ヘッドコーチが新しく就任しましたが、チーム全体を見るのは伊東コーチの役割になってましたね。与田剛新監督(53)は何してたかって? 有能な“広報マン”でしたよ。これまで中日と言えば暗い雰囲気で情報もまったく外に出てこんかったでしょう。それが、毎日練習後に与田監督がマスコミを集めて話してるんです。おかげで広報要らず。
ただ、情報のほとんどが根尾昂(18)でしたけどね(笑い)。中日もガラッとカラーが変わったチームの1つですね。