EXILEの最年少メンバーであり、FANTASTICS from EXILE TRIBEではリーダーを務める佐藤大樹の第3の顔は“役者”。映画『4月の君、スピカ。』(4月5日公開)で演じたのは「自分に近かった」という泰陽(たいよう)。この役を通して見えてきたのは、アーティストの時に見せる顔とは違う、よく笑い、時にユーモアを交えて話す等身大の素顔だった。
恋愛映画では初主演となった今作。「プレッシャーもあったけど、ぼくが演じた泰陽が自分にすごく似ていて、ぜひやりたかった」と笑顔を見せる。
「実は、FANTASTICSのメンバーからは『大樹くんは太陽みたいな存在で、いるだけで現場が明るくなる』って言われることが多いんです。劇中で『泰陽って本当に名前の通りで元気になれる』というようなセリフがあって、ぼくと同じだなと共通点を見つけて親近感がわきました。
泰陽は若干やんちゃだけど勉強ができる。自慢じゃないですけど、高校時代はぼくもわりと勉強ができたから…(笑い)。役と自分がすごく近くて、役作りをしました…という感覚はなかったですね」(佐藤・以下同)
劇中ではヒロインの星(せい)を巡って、幼馴染の深月(みづき)と三角関係に…。
「もし友達と同じ女性を好きになったら、争い事が嫌いなので譲ります。ぼくには保育園で出会った2人の親友がいるんですけど、幸い、ぼくたち3人は好きな女性のタイプがかぶらないので、好きな子を取り合った…という経験はないけど(笑い)。
好きなタイプは、明るくて、一緒にいて楽しい子! ただ、ぼくは高校時代、ダンスしかしていなかったので、映画のようなキラキラした青春は体験していない。もし高校生に戻れるなら、めちゃくちゃ恋愛がしてみたいんです。やり残したからな~(笑い)」
アーティスト活動はもちろん大事だが、今、役者として「演技の虜」だと言う。
「昔から邦画が大好きで、いろいろな作品を見て、どんなところに女性はキュンキュンするのかな…と研究しています。体育館で告白するシーンはキュンキュンすると思いますよ。あれは、ぼくだったらできないな(笑い)。あとは、セリフがないシーンでも、“目の芝居”で感情を伝えています」
映画主題歌は、FANTASTICSが担当する。
「自分の主演作で、FANTASTICSが主題歌を歌うのが夢だったので、めちゃくちゃ嬉しかった! 完成したものを見てもらいたいメンバーと、もらいたくないメンバーがいるんですよ(笑い)。世界さん(28才)は、ぼくのことを弟みたいだと言っていて『弟が甘いセリフを言ってるのは見れない』って(笑い)。ぼくも照れくさいから見てほしくないんです。
でも、ラストシーンだけは見てほしいかも。主題歌がかかった瞬間にものすごく感動して、自分でもびっくりするくらい鳥肌が立ったので、その感動をメンバーにも味わってほしいんです!」
※女性セブン2019年4月11日号