「あの有名人が、今じゃこんなことになっていたなんて」──TBSの人気番組『爆報!THEフライデー』の“あの人は今”企画は、15%超の高視聴率を連発する。そんなヒット番組の内容に「許せない!」と怒りの告発が──。
◆〈深くお詫び申し上げます〉
そのA4一枚の紙には、こんな言葉が綴られていた。
〈当時の事情を取材する努力が不十分であり(中略)一方的な内容となってしまいました〉
〈深く反省しているところでございます〉
〈このたびの放送が多大なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした〉
差出人は、TBSテレビ制作局制作二部長。3月22日、芸能プロデューサーのA氏に、TBSの情報バラエティ番組『爆報! THEフライデー』(以下、『爆報』)の制作責任者が直接手渡したもの。
『爆報』といえば、役者が演じる再現VTRを駆使した「あの人は今」企画が人気を博し、過去には赤木春恵のパーキンソン病闘病、柳生博の八ヶ岳での生活などを紹介してメディアを賑わせた。
そのTBSきっての人気番組で問題となったのは、1月11日のオンエアだった。この日は、1990年代に“学園祭の女王”として一世を風靡した歌手・SHIHOの半生を紹介。結婚・離婚、有名プロ野球選手との不倫……と、激動の人生が描かれるなか、A氏が絡むトラブルの原因となったのが彼女のストリップデビューを巡る描写である。