3月17日に肺炎のため亡くなったロック歌手の内田裕也さん(享年79)。ロック界の大物として、近寄りがたい雰囲気を醸し出していた一方で、ネット上では愛される存在でもあった。
今回の訃報についても、ネット上では世代を超えてたくさんの反応があった。
「内田裕也さんの様な破天荒な人はもう出てこないだろうな」
「嘘だろ内田裕也さん亡くなったのか…。 希林さんとあっちでロックに過ごしてるんかな今頃」
などと、多くのネットユーザーたちが、内田さんの死を悼んでいる。また、
「選挙に出た時の『パワートゥーザピーポ〜』はロックだった。ロックンローラーなんてそれでいいんだよ」
「内田裕也さんの政見放送すごいな。 映画のワンシーンみたい」
と、1991年に出馬した東京都知事選の政見放送に関する声も多かった。内田さんは6分弱の政見放送の中で、ジョン・レノンの『Power to the People』と、頭脳警察の『コミック雑誌なんかいらない!』を歌い、さらには英語で主張を述べており、そのあまりにも“ロック”な姿が伝説となっているのだ。
そんな内田さんだが、ネット上ではさまざまな目撃情報が投稿されている。その一部を紹介すると…。
「内田裕也…ずいぶん昔に三軒茶屋に住んでいた頃、太子堂にあったセブンイレブンで目撃した。新聞買って店員にサンキューって言ってた。R.I.P」
「実際に内田裕也さんと何度も銀座の場外馬券で目撃、しかも地下鉄乗ってたのが印象」
「内田裕也氏は銀座のWINSで数度馬券買っているのを目撃して、あのままなんだな!と認識したことがある」
「内田裕也、赤坂の虎屋の前でテレビのまんまのいでたちで杖かざしてタクシー呼び止めてたよ、、軽く感動した」
「10年ほど前、仕事帰りで地下鉄に乗ったら自分の隣に内田裕也さんがあのまんまの格好で立ってて超ビックリした事がある」
コンビニで新聞を買っていたり、場外馬券場で馬券を買っていたり、地下鉄に乗っていたりと、ロック界の大物でも、ごくごく普通な生活を送っていたようだ。