演出家の宮本亜門さん(61才)が前立腺がんを患っていることがわかった。
視聴率が10%を超える人気番組『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)。MCをアンジャッシュの渡部建(46才)と山瀬まみ(49才)が務め、芸能人の私生活に密着して日々の生活習慣や健康法をジャッジし、対策などを紹介する。その4月8日放送回で、また新たな有名人の病気が発覚した。
「ゲスト出演した宮本亜門さんが2月下旬に番組で人間ドックを受けた際、前立腺に約1cmの腫瘍が見つかったんです」(TBS関係者)
宮本さんは演出家として多忙を極める。4月26日には東京ミッドタウン日比谷で開催される『Hibiya Festival』のオープニングショーをプロデュース。7月26日からはフィギュアスケートの高橋大輔選手(33才)らが出演するアイスショーの演出も手がける予定だ。
「腫瘍があったことに、本人はとてもショックを受けていました。その後、3月上旬に都内の病院で精密検査を受けたところ、前立腺がんだとわかったそうです」(芸能関係者)
前立腺がんは男性特有の疾患である。秋津医院院長の秋津壽男さんが説明する。
「前立腺がんは男性に限れば、罹患率トップで、50代前半から増え始めます。自覚症状がないケースが多く、初期症状として排尿時にすぐに尿が出ない、頻尿が続く、残尿感がある、睡眠時の尿意といったことが起こります。ステージ3まで、5年生存率は100%に近いため、治りやすいがんです。ただ、骨に転移しやすく、ステージ4になると5年生存率は60%まで落ちます」
宮本さんの場合、どうだったのか。
「他の部位に転移しているかどうかは調べているところです。思わぬ結果に、番組出演に複雑な思いになったようです」(前出・芸能関係者)
その宮本さんを番組は全面バックアップしていくという。
「なんでも、検査と治療にかかるお金は番組が負担してくれるという話があるようです。この番組では転移が見つかった場合、その後も追い続けるため、検査費用も予算に組み込まれているのだとか。正直、病気が公になるのは怖いですが、何もなければそれでいいし、何かあれば、ある程度は費用が補償される。アメとムチといいますか、番組出演を希望する中高年世代のタレントが増えているとか」(前出・TBS関係者)
早期発見であることを願うばかりだ。
※女性セブン2019年4月18日号