高卒のゴールデンルーキーたちが注目を集めている2019年プロ野球シーズンが開幕した。だが、必死に歯を食いしばって若手と争う“おっさんたち”も負けてはいない。野手の球界最年長はロッテの福浦和也(43)。昨年2000本安打を達成したが、それを花道にはせず、コーチ兼任ながら今シーズンも現役続行を選んだ。
「すでにシーズン終了後の引退を宣言しているが、グラウンドに出る前から約1時間のストレッチを行ない、試合後、若手や監督・コーチ陣が帰ってから、やっとトレーニングルームから出てくることもしばしば」(ロッテ担当記者)
昨年、中日にテスト入団し6勝を挙げてカムバック賞を受賞した松坂大輔(38)を筆頭にした「松坂世代」も、徳俵で踏み留まろうと必死だ。
「松坂はキャンプでファンに手を引っ張られ肩を痛め、一軍復帰は6月頃と見られている。右肩には引っ張られたときの炎症だけでなく、昨年の疲労もあったのか、水も溜まっていたという。
短い距離での投球を再開しているが、ソフトバンク時代の長期リハビリの苦い記憶から、焦って復帰を目指すのではなく一から肩を作り直すことに集中している」(中日担当記者)