スタッフは経験の浅い素人ばかり。店が建つのは繁華街ではなく墓地の中。あり得ないシチュエーションで開店したフランス料理店で、個性豊かな従業員とワガママ放題のオーナーが繰り広げる至極のコメディードラマ──。
これは7月から放送されるドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)のストーリーだ。すでに主人公のオーナー・黒須仮名子を石原さとみ(32才)、彼女を支えるシェフを福士蒼汰(25才)が演じるなど、キャスティングまで大々的に公表されている。
「4月スタートのドラマが始まってもないのに、7月のドラマが告知されるのは異例。それほど力が入っている証拠です。石原さんは昨年1月に同じTBSのドラマ『アンナチュラル』に主演し、さまざまな賞を総なめするほどの高評価を得ました。TBSとしては“もう一度、石原さんで大きく当てたい”という思いがあるようです」(テレビ局関係者)
制作チームは今から視聴率獲得のさまざまな方策を考えているという。力が入るのは局側だけではない。主演の石原も期する部分があるようだ。
「昨年、『アンナチュラル』の次に主演した『高嶺の花』(日本テレビ系)が、期待を裏切る低視聴率に終わりました。打ち上げは、惨敗ムードを伏せて明るい雰囲気で進んでいたのですが、終盤、石原さんのスピーチで雰囲気が一変。“勝てなかった”“全責任は私です”“ご迷惑をおかけしました”と、涙ながらに謝罪し始めたんです。会場は静まり返ってしまいましたが、彼女の視聴率にかける思いの強さがうかがい知れました。責任感の強い彼女ですから、次のドラマは絶対に失敗できないと意気込んでいるはずです」(スポーツ紙記者)
『Heaven?』の情報解禁が目前に迫った3月中旬の夜。東京・六本木のイタリアンレストランでは、石原が関係者らとディナーを楽しんでいた。話し足りなかったのか、店を出てからも石原は関係者らと路上で会話を続けていた。冷たい風に吹かれるのもお構いなしだ。
「最近の彼女はよくスタッフたちと食事をしては、仕事の話をしているようです。あまりにも『アンナチュラル』の評価が高すぎて、彼女自身プレッシャーに感じている部分もあるのかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)
次の打ち上げでは笑ってスピーチしてほしい。
※女性セブン2019年4月18日号