「えっ、一緒に食事に行ってるけど、この人と仲いいの?」、「今日はドラマの撮影がなくて、オフなんだ!」、「かわいい私服着てるから、私も真似しよう!」。
ブログにフェイスブック、ツイッター、そしてインスタグラム。現在、多くのSNSが存在し、有名人も積極的に活用している。そのSNSを見れば、好きな芸能人のプライベートを簡単にのぞくことができる。
しかし、ここ最近、そのSNS事情が変わってきているという。
人口13億人の中国では、政府に不都合な情報が拡散することを恐れ、当局がインターネット情報検閲システム「金盾」を駆使してアクセスを遮断している。そうした事情から中国国内では日本でおなじみのツイッターやインスタグラムなどが使えず、代わりに中国版短文投稿サイトとして独自に発展したのが、「ウェイボー(微博)」だ。
やり方はツイッターと同じで、140文字以内のメッセージや画像、動画をアップできる。好きな人をフォローすれば、その人の投稿が見られる。
2009年にサービスが開始され、現在、中国国内では7億人以上のユーザーがいるといわれる人気だ。日本国内のツイッターのユーザー数は4500万人超といわれており、その数を比較すると格段の差がある。
ウェイボーは日本からアクセス可能で、アカウントも作れるとあって、最近、日本の芸能人も続々とアカウントを開設している。
「意外なのは、日本ではつぶやかないことや、それまで見せていない姿を投稿していること。特に人気者が、その傾向にあるように思えます」(芸能関係者)
その1人が福山雅治(50才)だ。福山がウェイボーのアカウントを開設したのは約7年前で、日本の芸能人の中でも“先駆者”的存在だ。日本でもインスタグラムを使っているが、そこには載せていない情報をウェイボーに投稿することがある。
3月26日に、《ドラマ・集団左遷の撮影が連日あります。片岡支店長の撮影です。全部東京以外の地方での撮影です》(※注:ウェイボーでは中国語で書かれており、本誌・女性セブンが日本語訳。以下《》内同)と、4月21日スタートの主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)のロケ現場の舞台裏を写真入りで公開した。
「日本でつぶやいてしまうと一気に拡散して、場所が特定されて撮影現場に迷惑をかける可能性がある。ウェイボーを見ている日本人は少ないですし、日本語に翻訳するのも手間。福山さんは中国のファン向けに、日本では“言えないこと”をつぶやいてサービスしているので中国での人気も高い」(スポーツ紙記者)
そのほか佐藤健(30才)や米津玄師(28才)、小栗旬(36才)などもウェイボーで発信している。