4月1日に発売された1等前後賞合わせて5億円のドリームジャンボ宝くじ。販売は4月26日までで、抽せん日は5月10日だ。「平成」に発売される最後のジャンボであり、「令和」で初めての億当たりが生まれる。
宝くじに初めて“ジャンボ”の呼称が用いられたのは昭和54年(1979年)のこと。日本で唯一の宝くじ研究家の山ちゃんこと山口旦訓(かつのり)氏が解説する。
「翌年からドリーム、サマー、年末の3大ジャンボの時代が始まり、当せん金額がどんどん上積みされた。平成元年(1989年)にはついに1等前後賞合わせて1億円となり、平成27年(2015年)の年末には1等前後賞合わせて10億円の大台に乗りました」
ただ、当せん金の高額化に伴い、1等の本数は減少。都心部の有名売り場でも各ジャンボでの1等は1本程度になる一方、立て続けに億当たりを出す地方の売り場が注目を集めた。
「そんな“激動の平成”の時代にツキを集め続けた売り場はどこか。記録を辿れる平成11年からの20年間、3大ジャンボの1等、計2939本について集計してみました。
その結果、1位は大阪駅前第4ビル(111本)。ただ、ここは複数の売り場が集まって構成されているので、単独の店舗としては98本の西銀座CCが、“平成で最も億万長者を生んだ売り場”でしょう」(山口氏)
別掲した表は集計したランキングをもとに、顕著に当たりが多い売り場や、地方都市で販売枚数が少ないにもかかわらず健闘した売り場を山口氏が選出した。いずれもランキング上位25位以内で全国屈指のツキを誇る。