休日明けの気だるそうな表情で会社へと急ぐサラリーマンたち。4月上旬の月曜の朝。彼らの横を1台の車が通り過ぎオフィスビルへと入っていった。彼はかつて運転手付きの車に乗っていたが、ここ数か月は自分で車を運転して毎朝午前9時には出勤している。
その会社は東京・乃木坂にあるジャニーズ事務所本社。車を降りた新社長は、カジュアルな黒のシャツ、スキニーパンツに身を包んでいた。
「自分で運転して会社に行くことは、苦労ではなく新鮮で楽しいようです。滝沢秀明さん(37才)が社長になって100日。“やり手”と評判でかなり忙しく過ごしています」(芸能関係者)
滝沢は昨年末に芸能界を引退し、現在はJr.のプロデュース業に専念している。肩書は、株式会社『ジャニーズアイランド』の代表取締役社長。1月15日に設立されたばかりのジャニーズ事務所の関連会社のトップとして、忙しい日々を送っている。
社長としてJr.の売り込みに一生懸命な一方で、演出家としても手を抜かない。そこでも現場主義を貫き、公演会場には足繁く通っている。
「3月21~26日に横浜アリーナで行われたSixTONES(ストーンズ)などJr.内グループの単独コンサートを成功に導いています。動員は21万人を超えました」(前出・芸能関係者)
公演期間中は毎日、現場に姿を見せた滝沢は、朝からのリハーサルにも立ち会っていたという。
「主に音響関連のスタッフが座るPA席にいて、あちこちに指示を飛ばしていました」(コンサートスタッフ)
そのいでたちは、まさにプロデューサーだったという。
「以前の滝沢さんはジャージ姿が多かったですが、最近は立場を意識してフォーマルな姿が目につきます。グレーのビジネススーツやツイードのおしゃれなものなど、スタイリストがついているのではと思うくらい、セレクトも着こなしも決まっています」(前出・コンサートスタッフ)
4月10日から『滝沢歌舞伎ZERO』が新橋演舞場でスタート。キャストは9人組のSnow Manだ。